
「日本のカタチを考える 『テロリストは誰?』の上映と講演」
〜すべての生命(いのち)が尊重される時代のために〜
きくち ゆみ (環境・平和活動家)
2005年8月14日(火) 13:30〜16:30
市原市勤労会館(YOUホール) 三階ホール
参加費 500円
【リポート】
●前宣伝
6月に千葉ではじめてこの映画を見たとき、山川さんと一致した。
このような「アメリカの実態」を知れば、アメリカに追従することがいかに危険かが、よく分かるはず。ぜひ、市原でもやろう!
その企画が実現したのだが、ここ市原では、旧住民はお盆、新住民は帰省と、人の動きが乏しくなるのが聴衆面での心配の種だった。
7月24日の街頭署名の際にチラシを配り、ミニコミ誌に掲載し、当日午前中には宣伝隊を組織して市内を流した。わたしは仕事で参加できなかったので、代わりに きたがわてつ『憲法前文の歌』 のエンドレステープに思いを託した。歌をかけながら流すなんて、右翼みたいだとの声が出たという。
●『テロリストは誰?』上映と講演
映画は、第二次世界大戦後、アメリカがアメリカの国益のために行ってきた戦争の数々を映し出して行く。→ 詳しくは、http://www.wa3w.com/
この映画の監訳者である きくちサンは、ときに同時通訳をし、区切りのよいところでフィルムを止めて、司会の山川建夫(ゆきお)さんとのトークを展開し、シーンの背景や詳細を解説する。
昔、銀行でディーラーをやっていた きくちサンは、金融・財政についても詳しい。日本の金融機関はほとんどすべてがアメリカ国債を購入しているので、わたしたちの銀行預金はアメリカ国債となってアメリカの戦争資金となっていると分析。戦争反対ならば、預金先にも注意を払おうと指摘。もっとも「労金」以外の金融機関はみなアメリカ国債を大量に買い込んでいるので、選択肢はないとのこと。
われわれの知らないところで、アメリカの戦争経済にシッカリと組み込まれているのだ。
他に映画『9・11 ボーイングを探せ』、大統領予備選挙に立候補した下院議員『デニス・クシニッチ』のVTRも上映。選挙戦では主要メディアからは徹底的に無視されたンだって。イラク戦争反対を唱えたから。彼の演説は↓で読める。http://www.peace2001.org/gpc/gpc_main.html
会場を撤収しなければならない17:00寸前まで、熱いトークが続いた。
映写のFさん、ご苦労様でした。
聴衆は、50名でした。
●オーストラリアでも
きくちサンご一家と客人と夕食をともにする。
客人はヒロシマ・ナガサキの集会に参加するためにオーストラリアから来日した女性で、築200年とかいわれる
きくちサン宅@鴨川に投宿中。
ヒロシマ・ナガサキの集会へのオーストラリアからの参加者が彼女ひとりであったことが淋しかったそうな。
オーストラリア政府も対米追従で、ポチを首相にいただく日本と現状を嘆き合ったのち、戦争のない世界をつくるために力を合わせることを誓い合って、散会した。
◆ きくちサン推薦の書 戦争をやめさせる具体的方法が盛りだくさん

【講演会のチラシ】